私も多くの他の社員と同じく電気工事未経験で吉田電気に入社しました。
電気工事にも色々と分野や種類がありますが、当社は、マンションの施工を得意としています。工程の最初から最後まで関わるので、様々な作業を通じての経験値を高めていくことや、物件が完成、引き渡しできた時の充実感や達成感は強く感じることができます。
現場施工では、なかなか上手くいかないところも出てきますが、現場を管理する現場代理人も自社のメンバー社員ですので、直ぐに相談することが出来ることがとても安心です。
建築現場においては、他の職種や業者の方々との連携も多いのが電気工事士の特徴です。電気以外の仕事の流れや建築工程の全体を把握するなど覚えることは多くありますが、そのため、飽きないところも楽しく感じています。
数カ月の工期の案件を一年に2件程度のサイクルで担当しています。現場の工程にもよりますが、有給休暇を使用して纏まった長い期間の休暇も取れる時もあります。旅行や帰省などもしやすく、仕事とプライベートどちらも充実させることが可能な仕事です。
私が吉田電気で電気工事士の職に就いて、この6年間で得られたもの。それは、「建物にたいしての品質、仕事への責任感」、「社員同士の連携、チームワーク」の二つであると胸を張って言うことができます。
建物が竣工するまでには、数カ月から一年程度の期間を要します。ただただ施工を終わらせることに注力するだけでは、自分自身が得られるものは少なくなってしまうと思います。一つひとつの作業に対して意識することで、「次は何が必要か」、「これから何があるか」と予測を立てて考えることが大切です。視野を広げられることが、自分の技術になり、また、建物の品質を高めることに繋がると考えています。
建物をつくっていく過程では、たくさんの人達が関わっており、完成した後もそこに住まう人達がいることを思うと、日々の仕事をする中で、緊張感と使命感を常に感じるようになりました。
一人では建物を作るのは難しいのです。仲間のサポート、連携があるからこそ、作業の効率化が高まり、竣工までに無事に引き渡すことができ、達成感の共有があるのです。仕事でしか得られないことが、私の日常をより濃くし、充実感を味わいながら日々を過ごしています。
私は23歳から電気工事士の仕事を始めて約9年経ちます。始める前は職人の仕事は、肉体労働のイメージばかりが先行していました。
しかし、職長として現場を任される立場になった今、それよりも仕事を進める上での「知識」や「工夫」といった部分の方がより大切で重要になってくるということを実感しています。
覚える事が多いのは、どの業界での仕事でも同じだとは思いますが、仕事を続ければ続けるほど、電気のことや、電気以外の知識も増えていきます。その知識もその場限りや一過性のものではありません。次の現場施工に活きてくることが多いので、自分の成長を感じられる瞬間がとても多くある仕事です。
それを感じた時、もっと新しいことを知りたいと意欲的になれる仕事でもあると思います。
私が吉田電気に入社して早12年が経ちました。職長として携わった新築マンションの物件は10件を超える数となりました。電気工事士から職長への成長期を過ごした20代から、私もすでに30代半ばになり、工事グループの中核を担わなければならないキャリアだと感じています。
この12年の間で、当初はスタンダードだった施工方法も、今ではNGになっているものもあります。施工技術の進歩もありますし、我々の仕事場である建築現場も、日々、良き方向に変化していると思います。
電気を扱う専門性の高き技能者として、この変化の中で仕事が出来ることはとても面白く感じます。新しく自分で考えて施工を工夫し、それがうまく行ったときは本当にやりがいを感じます。「分からなくても聞いて、考えて、とりあえずやってみる!!」、「ダメでもまたやり直して、それを糧に出来ればいい」と私は考えています。
私自身、これからは会社を引っ張っていく立場にならなければと考えています。これからも、初心を忘れず常にレベルアップをしていければと思います。